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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [2024年版小規模企業白書]会社規模別 従業者数割合[年代/正規・非正規] [#20-2024]
 

[2024年版小規模企業白書]会社規模別 従業者数割合[年代/正規・非正規]
[#20-2024]

2024/06/10

***売り手市場と求人戦略のコペルニクス的転回***

 

「2024年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました」 

経済産業省は、2024年5月10日 ニュースリリース

中小企業庁は、ホームページにその全容を公開しました。


本連載コラムでは毎年、本白書から

企業の求人・採用活動に参考となるデータを

紹介していますが

  

本年度の白書でも

「人材不足・人材確保」に関する興味深い

データがさまざまな切り口で報告されています。


本連載コラム、本年も最新版の

中小企業白書・小規模企業白書から

「求人・採用」に気になるデータを

ピックアップしてご紹介致します。


※以下の資料は、中小企業庁等

 ホームページで公開されている資料等より引用します

[2024年版小規模白書より] 従業者規模別 雇用者(従業員)数の割合


今般ご紹介するデータは
2024年版「小規模企業白書」
第2部 経営課題に立ち向かう小規模事業者
第1章:小規模事業者の経営課題と対応 から

従業員規模別の従業員(雇用者)数の割合について
以下のデータが報告されています

■ 年代別雇用者数の割合(2022年)

 従業者規模別の年代別雇用者の割合
 白書では以下のデータを公開しています。
 ※以下の数値は抜粋

 ・従業員数 4人以下
  20歳代以下:6.2%
  30歳代:12.2%
  40歳代:21.4%
  50歳代:22.6% 
  60歳代:19.2%
  70歳代以上:18.5%
 
 ・従業員数 5~19人
  20歳代以下:15.0%
  30歳代:15.9%
  40歳代:22.8%
  50歳代:21.3% 
  60歳代:15.1%
  70歳代以上:9.8%


 ・従業員数 300人以上
  20歳代以下:21.1%
  30歳代:19.9%
  40歳代:23.6%
  50歳代:23.3% 
  60歳代:9.9%
  70歳代以上:2.2%


 白書でもコメントしていますが
 従業員規模別での年代別従業者数の
 コントラストの違い・傾向がうかがえる
 結果となっています。

■ 女性従業者数の割合(2022年)
 同じように白書では
 女性従業者数の正規・非正規別の割合について、
 以下のデータを公開しています。
 ※以下の数値は抜粋

 ・従業員数 4人以下
  正規:45.5%
  非正規:74.5%
 ・従業員数 5~19人
  正規:33.5%
  非正規:70.2%    

 ・従業員数 300人以上
  正規:27.5%
  非正規:67.0%      


300人以上と対比しても
従業員規模20人未満企業での
正規・非正規の割合の高さが
特徴的な結果となっています。
 
ここまでの図表出典:
中小企業庁 2024年版「小規模企業白書」第2部 第1章:小規模事業者の経営課題と対応

詳細は【出典・引用】URLからご確認ください


【出典・引用】
経済産業省 2024.05.10
2024年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定されました

中小企業庁 2024.05.10 中小企業白書
 
中小企業庁 2024.05.10 小規模企業白書


   

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 ( 売り手市場と求人戦略のコペルニクス的転回 


今回のコラム、
従業員規模別の雇用者の特徴を
紹介致しました

そのうちの一つ
「女性従業者数の正規・非正規別の割合」

巷では
「子育てママさん〇〇〇♪」
そんな惹句で始まる
パートタイム求人をよくみかけますが

一言で「子育て」といっても
お子さまの年齢から近隣の支援などの
諸事情で働くことができる・就業を希望する時間からして
個々の事情で違っているはずです

また「家庭と仕事」については
今後は「介護」などの両立の事情で
男性も女性も"労働条件のよい仕事"を
探すことも予想できます

そしてこれは、シニア層に向けた
求人でも同じことです

個々人の生活事情が
色濃く反映する中での仕事探し
   
その基準となる「働きやすさ」を
判断・イメージできる求人情報とは

残業時間数・休日数などの新卒向けの指標よりも
もっと求職者の実生活に近い距離・親和性のある
求人情報が求められていることは想像に難くありません。

先の【連載コラム】でもご紹介した
中小企業白書からのデータ
"今の勤務先に決めた理由"
(下記関連コラム【#18-2024】参照)

たとえば
「すぐにつける仕事だったから」に
求人情報でニーズに応えるのであれば

「自分はこの仕事がすぐできるか」を
判断できる具体的な仕事情報を訴求しておかないと
関心を示してくれないであろうこと

求人票の読み手である求職者の
「働きたい」を叶えるには
どんなことを伝えておくべきか

巷にあふれる"それっぽい求人コピー"だけで
自社が求める"ターゲット"に刺さるかどうかは
じっくりと検討しておきたいところです。

【関連コラム】


「人手不足・採用難」と言われて久しい昨今

「どこに求人を出せば、人が集まるか」ではなく
「選ばれる求人でなければ、人は集まらない」
  
これからの時代、求人戦略には、
そんな"コペルニクス的転回"
求められているであろうことは、
しっかりと認識しておきたいところです。

「求人とは、集客。求人票も、広告です」  
10年来、本連載コラムや各所での
「求人票の書き方セミナー」でお伝えしていることは、
 
みなさんの求人票を
「求職者から選ばれる求人票」へ
ブラッシュアップするためのベースとなる視点・考え方です
  
求人票も書き方・伝え方次第で反響が変わります。
  
みなさんの求人票は
求職者から選ばれていますか???
 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。


※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。




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