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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. 新しい"求める人材像"の3タイプ 中小企業庁「人材活用ガイドライン」公開 [#18-2023]
 

新しい"求める人材像"の3タイプ 中小企業庁「人材活用ガイドライン」公開
[#18-2023]

2023/07/08

***「人材活用ガイドライン」求人票への落とし込み***

 

「人手不足・人材育成」


中小企業を取り巻く環境が

日々めまぐるしく変化する中


その経営課題の背景に

人手不足/人材育成など

「人材」に関する課題が影響している

可能性が少なくありません。

 

2023年6月22日 中小企業庁は、

その経営課題・人材課題に対する

具体的な対応策や支援策を紹介する

「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」

を公開しました

  

今回のコラム、その概要を紹介し、

本ガイドラインで提示された方向性を

「求人票の書き方」へと落とし込む

視点・考え方を解説致します。


※以下の資料は、中小企業庁等

 各ホームページで公開されている資料より引用します。

中小企業庁公開「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」の概要


このたび中小企業庁が公開した
「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」とは

本連載コラムでも以前に、ご紹介致しましたが
「中小企業・小規模事業者人手不足対応ガイドライン」を
抜本的に見直したもの

3年ぶりに刷新された本ガイドライン
3ステップで人材戦略を検討できる構成

■「ステップ1」では
中小企業・小規模事業者が抱える経営課題を
・課題1 営業が不十分/販路を拡大できない
・課題2 商品・サービスの開発・改善ができない
 から
・課題9 人材育成が十分にできていない
・課題10 事業を承継する後継者が見つからない
 まで、「10の課題」に分類・整理

その各々の課題に連動する人材活用の戦略を
「想定される人材課題」として
「人材課題3つの窓」の方向性を
視覚的チェックできるコンテンツとなっています。

■「ステップ2」のテーマは「人材戦略の検討」
 
⼈材戦略の方向性を、
確保したい人材のタイプに応じて
(1)中核人材採用型
(2)中核人材育成型
(3)業務人材採用・育成型
の「3つの窓」のタイプに分類

ベースとなる「中核人材」と「業務人材」に
ついても、人材像の定義と特徴・役割などを
下記のように言語化して例示
   
各人材タイプの人材確保手法を
ポートフォリオにプロットし解説しています。
 
◆中核人材 例
 ・各部門の中枢として、高度な業務・難易度の高い業務を担う人材
 ・複数の人員を指揮・管理する人材
 ・高い専門性や技能を有している人材
◆業務人材 例
 ・各部門において、比較的定型的な業務を担う人材
 ・中核人材の補助的な業務を行う人材
 ・高い専門性や技術レベル、習熟度を有していないが、
  事業の運営に不可欠たる労働力を提供する人材
  
■「ステップ3」では
ステップ2の分析を踏まえ、
・中途採用・新卒採用の採用ルート
・副業・兼業人材/シニア⼈材等の活用
・リスキリングなどの人材育成
などの「①確保手法」と「②環境整備」の
具体的な取組を解説しています。

図表出典:中小企業庁「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」
 

   

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (「人材活用ガイドライン」求人票への落とし込み)


今回のコラムでご紹介致しました
「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」

本ガイドラインの冒頭(1 このガイドラインを開いてくださった方)では
「やりがい、張り合いのある仕事に就きたいと
 技能・能力の向上に励む人たちが増えています。
 しかし、いくら研鑚を積んでも、それを活かす場が
 提供されなければ活躍できません。」
とコメントしています。

そんな、
モチベーションの高い人材を確保するためには、
3つのステップで導かれた人材戦略を、
しっかりと求人票に落とし込んで
「うちの会社は/職場は/仕事は
 求人票を見ているあなたが
 活躍できる場であること」
を丁寧に・的確に伝えておかなければ
応募・採用には繋がりません。

私自身も開業まで5回の転職を経験していますが、
たとえ、バブル崩壊やリーマンショック後で
壊滅的だった労働市場の状況であっても

「給与・休日などの定量的な労働条件だけ」
で応募する会社を選ぶことはありませんでしたし、
「仕事の内容がマッチさえしていればどんな会社でもいい」
という選択もしていませんでした。

10年来、求人票セミナーやコンサルタントなどの
あらゆる機会にお伝えしていますが
「求人とは集客、求人票も広告」です。

「たかが一言、されど一言」

ネーミングの見直しや
ほんの少しの見せ方や
ワンフレーズの見直しで
広告効果が劇的に改善する事例は
広告の現場で枚挙にいとまがないことは、
みなさんもご存知なはずです。

求人票もしかり
「商品ネーミングの見直し」は「職種名」
「見せ方・言い回しの見直し」は、「仕事内容欄」・
「会社の特長欄」などの内容がその対象となります。

・自社の仕事の魅力や期待する役割
・自社の働く環境整備の取り組み
・自社の事業内容、商品・サービスの特長

これも10年来、お伝えしていますが
「仕事・職場・会社の魅力」を
求人票という「広告/プレゼンシート」に
オリジナリティあふれる表現やコピーを載せ
求職者の興味・関心やココロを確実に掴むことは
求人反響を変える大切のステップです。
 
「求める人材像を定義して
媒体を選んで求人を出してさえいれば
なにもしなくても応募者が集まる」

求人サイトが求人企業の「スカウト型」に
シフトしているトレンドに鑑みても、
そんな時代は、もうとっくに終わっています。
 
そして、採用手法がスカウト型にシフトしようとも
自社の求人情報が
・求める人材像のニーズに応えていない情報
・求める人材像の興味・関心を惹かない情報
であれば、
いくらスカウトメッセージを打ったところで
"ココロが動かずスルーされる"こともまた
想像に難くありません。

求人戦略で大事な視点は
「どこに出すか?」よりも
「なにを伝えるか?」

"流行りものの採用手法/ツール”
キャッチアップすることも大事です。
ですが、その手法・媒体に求人を出すとしても
「うちの会社は(その媒体の登録者に)なにを・どう伝えるか?」
検討と検証は、広告効果を上げるためにも大切なプロセスであり、
採用活動のPDCAサイクルに大切な要素なはずです。
   
「貴重な人材を活かせる自社の仕事」
みなさんは、
まだ見ぬ「欲しい人材」に「自社で働く魅力」を、
どんな言葉・表現で、なにを・どう伝えますか?


 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。


本コラムでご紹介したデータ、
詳しくは下記【出典・引用】各URLから
ご確認ください

 

【出典・引用】

中小企業庁 2023.06.22
「中小企業・小規模事業者人材活用ガイドライン」及び事例集を公表します

 
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

 


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