今春大卒予定者の就職内定率 過去2番目の下げ幅/5年ぶりに90%割れ

令和3年(2021年)3月卒業予定
大学生就職内定率
 

厚生労働省と文部科学省は、
2月1日現在の状況を取りまとめ
その結果を公表しました。

 

大学生の就職内定率は、
2020年の92.3%から低下
5年ぶりの水準となっています。
 
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。

  

※以下の資料は、厚生労働省ホームページで

　公開されている資料より引用します。

 

本日発表の報道資料、
内訳は以下の通りです
※(  )は前年同期比の増減値※▲は減少
 
■国公立：92.3%(▲1.2)
　・男子：89.7%(▲2.0)
　・女子：95.1%(▲0.3)
 
■私立　：88.6%(▲3.3)
　・男子：87.6%(▲3.2)
　・女子：89.9%(▲3.4)
 
■文理別
　・文系：88.9%(▲3.3)
　・理系：92.1%(▲0.9)

 

■大学地域別就職内定状況
　・北海道・東北地区：90.9%(▲1.7)
　・関東地区：90.8%(▲3.2)
　・中部地区：88.0%(▲3.4)
　・近畿地区：89.7%(▲4.0)
　・中国・四国地区：87.7%(+0.6)
　・九州地区：86.5%(▲1.3)
　
ご参考までに「大学等」に分類される
就職内定率も公表されています。

・短期大学：82.7%(▲6.6)
・高等専門学校：97.1%(▲2.9)　 　
・専修学校（専門課程）：76.7%(▲10.2)　

　今般の資料では、各年2月1日時点での
　就職内定率も公表されています。
　
　・令和 3(2021)年2月：89.5%
　
過去の就職内定率を2009年まで遡ると
以下の数値で推移しています。
※( )内は、前年度同期の調査からの増減値

 

【2020年-2015年】　
　・令和 2(2020)年2月：92.3%(＋0.4)
　・平成31(2019)年2月：91.9%(＋0.7)
　・平成30(2018)年2月：91.2%(＋0.6)
　・平成29(2017)年2月：90.6%(＋2.8)
　・平成28(2016)年2月：87.8%(＋1.1)　
　・平成27(2015)年2月：86.7%(＋3.8)
【2014年-2009年】　
　・平成26(2014)年2月：82.9%(＋1.2)
　・平成25(2013)年2月：81.7%(＋1.2)
　・平成24(2012)年2月：80.5%(＋3.1)　
　・平成23(2011)年2月：77.4%(▲2.6)
　・平成22(2010)年2月：80.6%(▲6.3)
　・平成21(2009)年2月：86.3%(▲2.4)

 

2011年の就職内定率 77.4%は
リーマンショックの影響を受け
1997年統計開始以降、最も低い数値に。
　　
2017年以降は、90%台に回復・推移していましたが
今般、発表された就職内定率は
2016年2月以来5年ぶりに90%を下回る結果に。

　

また、前年から2.8ポイントの低下は
2009年(86.3%)⇒2010年(80.6%)の
6.3ポイントに次ぐ、

過去2番目の下げ幅となっています。
　
 
以上、概要を速報！でお伝え致しました。
詳しくは、下記【出典・引用】でご確認ください。

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