[厚労省・文科省公表] 大学生就職内定率 2015年以来の「70%割れ」に

令和3年3月(来年春)卒業予定
大学生就職内定率
 
厚生労働省と文部科学省は、
10月1日現在の状況を取りまとめ
その結果を公表しました。

 

就職内定率は、前年同時期より大きく低下
2015年以来の水準となっています。
 
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。

  

※以下の資料は、厚生労働省ホームページで

　公開されている資料より引用します。

 

全体の就職内定率は 69.8%
前年同期調査からは、7.0ptの減
※就職希望率は：79.2%

　

資料で公表された

各内訳の数値は以下の通りです
※(  )は前年同期からの増減値※▲は減少
 
■国公立：71.9%(▲7.5)
　・男子：70.6%(▲7.6)
　・女子：73.3%(▲7.5)
 
　・文系：70.6%(▲7.8)
　・理系：74.5%(▲7.2)
 
■私立　：69.1%(▲6.8)
　・男子：68.3%(▲7.2)
　・女子：70.1%(▲6.4)
 
　・文系：68.3%(▲7.4)
　・理系：74.6%(▲3.0)

　

■大学地域別就職内定状況
　・北海道・東北地区：64.2%(▲10.3)
　・関東地区：74.4%(▲6.1)
　・中部地区：67.9%(▲6.5)
　・近畿地区：71.5%(▲8.1)
　・中国・四国地区：59.7%(▲10.4)
　・九州地区：64.4%(▲2.5)

　

■就職内定率の経年推移
　今般の資料では、各年10月1日時点での
　就職内定率も公表されています。

　

　令和 2(2020)年10月は、69.8%

　

　過去の内定率について
　"5年1ブロック"括りで、

　2000年まで遡ると
　以下の状況で推移しています。
 

【2019年-2015年】
　・令和 1(2019)年10月：76.8%
　・平成30(2018)年10月：77.0%
　・平成29(2017)年10月：75.2%
　・平成28(2016)年10月：71.2%
　・平成27(2015)年10月：66.5%
【2014年-2010年】　　 
　・平成26(2014)年10月：68.4%
　・平成25(2013)年10月：64.3%
　・平成24(2012)年10月：63.1%
　・平成23(2011)年10月：59.9%　
　・平成22(2010)年10月：57.6%
【2009年-2005年】　　  
　・平成21(2009)年10月：62.5%
　・平成20(2008)年10月：69.9%
　・平成19(2007)年10月：69.2%
　・平成18(2006)年10月：68.1%　
　・平成17(2005)年10月：65.8% 
 【2004年-2000年】
　・平成16(2004)年10月：61.3%
　・平成15(2003)年10月：60.2%
　・平成14(2002)年10月：64.1%
　・平成13(2001)年10月：65.0%　
　・平成12(2000)年10月：63.7%
　　　　
既に各メディアでも報じていますが、
令和2年10月状況の特徴を示す「内定率70%割れ」は、
平成27(2015)年以来の出来事であることが
おわかり頂けようかと存じます。
　　　
ご参考までに「大学等」に分類される
就職内定率も公表されています。

　・短期大学：27.1%(▲13.5)
　・高等専門学校：93.8%(▲2.4)　 　
　・専修学校（専門課程）：45.5%(▲14.9)　

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