「大阪府最低賃金を20円引上げへ」
※2015.08.06大阪労働局発表
大阪地方最低賃金審議会は、
8月5日、大阪労働局に対し、
「大阪府最低賃金を20円引き上げることが適当である」との答申を行いました。
改定予定時期は、10月1日今回の改定により、
引き上げ率は、"2.39%"となり、
賃金の引上げが必要な労働者数は、約190,000人が見込まれます。
この、
「2.00%以上の引上げ」という数値
「キャリアアップ助成金」のメニューでも使われています。
それは、
「処遇改善コース」今回は、答申の内容と、
ご参考までに、
「キャリアアップ助成金(処遇改善コース)」の
ご紹介を。
※以下の資料は、大阪労働局発表資料、
厚生労働省「キャリアアップ助成金」資料より引用します。
1.大阪地方最低賃金審議会 答申の内容
以下の内容が答申されました。
1.答申のあった時間額 : 858円
2.現行の時間額 : 838円
3.引上げ額 : 20円
4.引上げ率 : 2.34%
5.賃金の引上げが必要な労働者数:約190,000人
ご参考までに、
過去、時系列での大阪府最低賃金額の推移は以下の通りです。


2.地域別最低賃金決定の仕組み
決定フローは以下の通りとなっています。

8月 5日の答申以後は、
8月20日までに異議申出がない場合には、
改正の決定・官報への公示を経て、
10月1日から適用の流れとなります。
3.キャリアアップ助成金(処遇改善コース)
ここからは、ご参考までに、
パート労働者(有期契約労働者)の助成金
キャリアアップ助成金の
「処遇改善コース」の概要をご紹介します。
(1)助成内容と助成額
助成対象となる「処遇改善」と、助成額は以下の通りです。

ちなみに、上記の赤字部分は、
平成28年3月31日までの増額・要件緩和措置です
(2)対象となる「労働者」
以下の労働者が対象となります。

(3)対象となる「事業主」と「手続きの流れ」
対象となる「事業主」は以下の通りです。

また、本コースの手続きの流れは以下の通りです。

今回は、ここまでで。
最後までお読み頂き有難うございました。
※本コラムは、関係各所から入手したネタを元に記事として掲載しております。