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  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. [中小企業で約7割] "過去最悪"の人手不足 "採用活動強化"に大切な視点 [#22-2023]
 

[中小企業で約7割] "過去最悪"の人手不足 "採用活動強化"に大切な視点
[#22-2023]

2023/10/09

***「採用活動強化」に大切な視点***

 

「人手不足の状況と対策」


2023年9月28日

日本商工会議所は調査結果を

「日商ニュース」でリリースしました。


425の商工会議所による 

全国の中小企業 6,013社を対象とした調査


今回のコラム、

その概要をご紹介致します。


※以下の資料は、日本商工会議所

 ホームページで公開されている資料等より引用します。

日商公表「人手不足の状況および多様な人材の活躍等に関する調査」概要


本調査は、
・人手不足の状況と対策
・女性のキャリアアップ支援
・仕事と育児の両立
・外国人材の受入れ
など、中小企業の実態を多面的に調査

本コラムでは、そのうち
「人手不足の状況と対策」に関するデータをご紹介致します。

■ 人手不足の状況と深刻度

2019年の66.4%を占めた「不足している」の回答は、
2020年~2021年に急降下するも
2022年に入り上昇局面に転じています。

今回の調査での68.0%は
2015年の調査開始以来、最大。

その「深刻度」は
・人手不足を理由とした廃業等
・今後の事業継続に支障
・事業運営に支障
が64.1%を占める結果が報告されたいます。

また、
本調査では「業種別」・「従業員規模別」等の
集計結果も公表されています。

「従業員規模別」に
「非常に深刻 + 深刻」の回答割合をみると
・ 5人以下  :75.9%
・ 6~10人以下:65.9%
・11~20人以下:66.0%

・51~100人以下 :65.9%

・101~300人以下:58.8%
・301人以上   :58.1%

「従業員規模が小さな会社ほど深刻な状況」
うかがえる結果となっています。

図表出典:日本商工会議所 2023.09.29
「人手不足の状況および多様な人材の活躍等に関する調査」調査結果

詳細は、下記【出典・引用】URLからご確認ください

【出典・引用】

日本商工会議所 2023.09.29
「人手不足の状況および多様な人材の活躍等に関する調査」の集計結果について

https://www.jcci.or.jp/news/jcci-news/2023/0928140000.html

 
   

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (「採用活動強化」に大切な視点)


本調査では、
深刻化する人手不足への
企業の対策についても結果を公表しています。

圧倒的な上位となったのは
・正社員の採用活動強化:68.5%

・業務プロセスの見直しによる業務効率化:33.2%
・社員の能力開発による生産性向上:28.9%
・IT化等設備投資による生産性向上:25.2%

従業員規模別の深刻度も相俟って
各企業とも「業務効率化」・「生産性向上」への取組より
「人材確保」の切迫感・緊急度がうかがえる結果となっています。


図表出典:日本商工会議所 2023.09.29
「人手不足の状況および多様な人材の活躍等に関する調査」調査結果

「正社員の採用活動強化」

「採用活動の強化策」として
真っ先に思い浮かぶのは
「求人広告媒体への露出強化」
 
具体的には、
"掲載数・掲載面積の強化"など
「求人広告の量的強化」が考えられますが、
いずれにしても相応の広告費の出費が
前提となる強化策です。

ですが、いくら
掲載媒体を増やしても
掲載面積を増やしても

求人広告の読み手である
求職者にスルーされれば
その広告の費用対効果は・・・

ここで考えて頂きたいことは
「求人広告の質的強化」

具体的には、掲載する
求人広告・求人票の内容・中身の
ブラッシュアップです。

弊所が10年来、お伝えしている
「求人とは集客。求人票も広告」というコンセプト

採用活動における"求人の本質"とは
「広告で応募者を集めること = 集客」に他なりません。

「応募がある」の起点は、
ハローワークの求人票も求人広告も同じ。

「求職者が、自社の求人広告のどこかに興味・関心がある」こと
それは、広告と消費者の行動のそれと同じはずです。


どこに出すかよりもなにを伝えるか?

「目につく」ように求人広告を展開しても
「目にした」求職者に求人広告がフックしないのであれば
広告費の無駄遣い

広告は「読んでもらってナンボ」
スルーされることは"存在しない"とほぼ同義です。

空前の人手不足・売り手市場では
"他社比較"を前提とした
「差別化」や「微差」よりも

「自社求人のウリ・自社で働く魅力を明確にする」
ことががより重要

差別化や微差といった要素
読み手である求職者が、
応募先の検討の際に
他社求人との比較で感じるもの

まずは、
■ 自社は誰に・なにを・どう伝えたいか?
■ なにに興味・関心をもって応募してもらいたいか?

「よそはよそ、うちはうち」
意識すべきは他社求人よりも読み手である求職者

求職者目線で「わかりやすく・ていねいに」
求人票で自社で働く魅力を伝え、
求職者の興味・関心を惹き
 「一度、話を聞いてみたい」
 「一度、職場を見てみたい」
 「一度、社長に会ってみたい」
そんなマインド・モチベーションに
持っていくことが
「採用活動強化」の大切な視点です。

広告が、キャッチコピーやボディコピー・レイアウトで
インパクトが変わるように
 
求人票も書き方・伝え方・見せ方次第で
読み手の印象・反響が変わります。
 
求人票も書き方次第・伝え方次第
そして「質の強化」は、アイデア勝負。
多大な広告費が伴う"消耗戦"ではありません。

自社の求人票で、だれに・なにを・どう伝えるか?
一度、じっくり・しっかりとご検討ください。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。

 





※本連載コラムは、各所ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。


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