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大阪府社労士会 北東支部所属 Since 2012.06.15
  1. [求人ジャーナリストの連載コラム] Heart Rock Frontline NEWS
  2. 【連載コラム:求人票の書き方 】:欲しい人材に響く! 求職者から「選ばれる」求人票の書き方
  3. 入社後どんな環境で・どう成長したい? 就活生が働きたい会社の特徴② [#11-2023]
 

入社後どんな環境で・どう成長したい? 就活生が働きたい会社の特徴②
[#11-2023]

2023/03/25

***伝えておきたい「うちの成長スタイル」***

 

就活生が働きたい企業風土

就活生が働きたい会社の特長


3月に入り就活解禁となりましたが

就活生の興味・関心の指向を知ることは

自社PR・求人戦略に有効な打ち手となるはずです。

 

2023年3月20日、

厚生労働省ホームページに

興味深いデータが公開されました

 

今回のコラム、その概要を紹介し

求人票の書き方を検証致します

※以下の資料は、総務省等
 各ホームページで公開されている資料より引用します。

就活生が働きたい組織の特徴②【成長とワークスタイル】(厚労省 資料より)


今回ご紹介するデータは
2023年03月20日 厚生労働省が公表した
「新しい時代の働き方に関する研究会」資料

民間企業のデータを基に厚生労働省が作成した
以下の集計結果が公開されています。

本調査は設問項目に「A:青/B:赤」の
対立意見を提示「よりどちらか?」を
集計したことが特徴です

図表出典:厚生労働省 新しい時代の働き方に関する研究会 第1回資料3

この調査結果の成長スタイルに関する各項目/対立意見のバランスを
「どんな会社/職場環境で働きたい」の視点を加えてまとめてみると
 
1.どうやって成長できるか?
 ・「ゼロから学び成長」よりも「これまでの経験を活かし成長」できる会社
 ・「個人が試行錯誤して成長」よりも「会社が持つノウハウ・型で成長」できる会社
 ・「体力的・精神的ストレスがかかっても、短期で成長できる」よりも
  「無理に短期に成長するより、体力的・精神的がかからない」会社
 
2.どんな成長ができるか・したいか?
 ・「企業独自の特殊な能力」よりも「どこでも通用する汎用的な能力」が身につく会社
 ・「自分が主役で活躍」よりも「周囲の優秀な人材に刺激を受けて」成長できる会社
 ・「特定の人と深い」よりも「多様な人と幅広い」人間関係が築ける会社

3.どう働いて成長したいか?
 ・「仕事のやり方に明確な型がなく、個人の自由や裁量で仕事を任させる会社」よりも
  「仕事のやり方に明確な型があり、それに則ることが期待される会社」で成長したい

こちらも、
先の連載コラムでご紹介したように
巷で語られる"就活生の人材像"からは
意外と感じるような志向も垣間見える結果が報告されています。

本コラムでご紹介したデータ、
詳しくは下記【出典・引用】各URLから
ご確認ください

 

【出典・引用】

厚生労働省ホームページ 2023.03.20
新しい時代の働き方に関する研究会

【関連コラム】

欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (伝えておきたい「うちの成長スタイル」)


今回ご紹介したデータ・2択の傾向で
「就活生がイメージする入社後の成長」を
一言フレーズでまとめてみると

・就職した会社で「どこでも通用する能力」を身につけたい
・就職した会社で「自分が主役であること」は必ずしも求めていない

・自分で試行錯誤するよりも、出来上がった型・ノウハウで学びたい
・短期の急激な成長や、仕事での個人の裁量の大きさは求めていない
・働くことで幅広い人間関係を構築したい 

など
 
最近「ゆるブラック企業の特徴・リスク」などがクローズアップされていますが、
意外とコンサバな就活生の成長や働き方の傾向/特徴がイメージできます。
 
さてここで、
就活生向けの求人情報/コンテンツを眺めてみると
 「若手にもドンドン仕事を任せます!」
 「あなたのチャレンジを応援します!」
 「〇倍速で圧倒的に成長できる会社!」
巷には、こんな勢いの求人コピーが溢れていますが
そんな人材像の就活生に向けて刺さっているかどうかは???です。
  
とはいえ「どんな成長スタイルか?」は
情報の読み手である就活生が
「入社後のイメージ」を醸成する重要な要素の一つ。
 
開業以来10年にわたり
本連載コラムや「求人票の書き方セミナー」等の
機会に繰り返しお伝えしていることは
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
という視点・考え方です

求人情報/コンテンツも広告である以上、
「自社が想定する広告の読み手(求める人材像)」が存在します。

「求める人材像」とは、広告を訴求するターゲット
求人票を広告として機能させるためには
読み手(=求める人材)の興味・関心を惹く
コンテンツ・読み物であることが必須であるとともに

ターゲットによって、刺さる言い回し/表現・
言葉のニュアンスがあろうことは想像に難くありません。 

そして、就活生(=求める人材)が知りたいことは
「その会社ならでは」の"具体的でリアル"な情報、
ありがちで具体性のない求人コピーの羅列ではありません。

求人コピーの"流行り廃り"に、
引っ張られたり・振り回されることなく
「うちの育成スタイル/成長プロセス」などの情報を
採用コンテンツでも会社説明会でも採用面接でも
「うちの言葉・表現で」わかりやすく・ていねいに伝えておきたいところです。

求人票・コンテンツも書き方・伝え方次第で
その印象はガラリと変わります。
 
みなさんが新卒採用で「求める人材像」は
みなさんの会社で「どんな成長」を望んでいる人ですか?
 
そんな就活生に、みなさんは
どんな言葉で・なにを・どう伝えますか?


 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
 
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。

 


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