本連載コラムで既にご紹介致しました通り
2022年3月22日からハローワークの新たなサービス
ハローワークインターネットサービス(HWIS)での
「直接リクエストサービス」
がスタートしています。
厚生労働省では
ハローワークインターネットサービスのアクセス数などの
実績データを毎年公開しています。
今回のコラム、
その概要をご紹介致します。
※以下の資料は、厚生労働省ホームページ等で
公開されている資料より引用します。
ネットアクセス数・新規求人数・早期離職率 ハローワークの実力と実績
ハローワークインターネットサービスの実績
厚生労働省ホームページ資料によれば
以下の数値が公開されています。
・提供求人件数(令和2年度末時点)
約104万件
・1日平均アクセス数(令和2年度)
約147万件/日
▽
これを暦日31日として月換算すると
「4,557万件/月」⇒「月間約4,500万件」となります。
ご参考までに、
ハローワークの職業紹介等の実績数値を
令和3年11月版「公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績」から
いくつかピックアップしてご紹介致します。
■ 新規求人数の推移
※常用(パートタイム含む)
・平成29年度:1,024.4万人
・平成30年度:1,039.3万人
・令和元年度: 993.0万人
・令和 2年度: 790.6万人
■ 早期離職率(学卒を除く 6カ月以内離職率)
・平成29年度:22.5%
・平成30年度:19.3%
・令和元年度:21.7%
※早期離職率:
ハローワーク経由で、
雇用期間の定めがない形で新規に雇用されたことにより
雇用保険被保険者資格を取得した者のうち、
6か月以内に離職(事業主都合を除く)した者の割合
(パートタイムを含み、学卒を除く)
図表出典:公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績(令和3年11月)
詳しくは【出典・引用】URLでご確認ください。
欲しい人材に響く! 求人票の書き方 (そもそも「求人票の書き方・求人コピーの創り方とは)
1日平均で約147万件
月換算で約4,500万件のアクセスがある
巨大な求人メディア ハローワーク
そこで、求める人材に自社の求人に
気づいてもらい・読んでもらい、
応募してもらい・面接に来てもらうためには
求人票の書き方・伝え方に工夫・検討が
必要であろうことは想像に難くありません。
2012年(平成24年)以来、弊所が
本連載コラムや商工会議所などでの
「求人票の書き方セミナー」で
繰り返しお伝えしていることは
「求人とは、集客。」
「求人票も、広告。」
という視点・考え方
求人広告である以上、その創作プロセスには
"広告の読み手(=求職者)の存在"が大前提なはずです。
「自社が欲しい人材は、仕事選び・職場選びに
どんな情報を欲しがっていそうか?」
そして、広告がそうであるように
読み手の興味・関心事は、その時代時代で変化していくものです。
「求人票の書き方」・「求人コピーの創り方」とは、
小手先のライティングテクニックや言葉遊びではありません。
読み手である求職者が"仕事・職場選び"で抱えているであろう
「応募への不安要素」・「応募の判断に外せない要素」を先読みし、
その不安を解消したり、ニーズに応えた自社の素材(ネタ)を、
求人コピーに的確に落とし込み、求人票で発信しておくなど
求人票も時流に合わせたアップデートが必要です。
「どんな素材(ネタ)を、どんな言葉で、どう伝えるか」
2020年1月にそのデザインが一新されたハローワーク求人票では
・オモテ面の「仕事内容」欄に、最大360文字(1行 30字×12行)
・ウラ面の「求人に関する特記事項」欄に、最大600文字(1行 30字×20行)
このほか、
・「求人申込書」に新設された「事業所からのメッセージ」欄に、最大600文字
・「事業所登録シート②」に新設された「⑤ 福利厚生の内容」欄に、最大510文字
などの情報発信のエリアが確保されています。
そして、
インターネットサービスでは、
ハローワーク各所と同じように
求人票そのままが画像表示される
仕様となっています。
これらのエリアを活用して、
今現在の求職者が知りたい、興味・関心がありそうな
「会社・職場の情報」を的確に伝えておきたいところです。
求人票も書き方次第でその印象はガラリと変わります。
巨大な求人メディアである
ハローワークのインターネットサービス
みなさんは、ネットで仕事を探しているみなさんに
求人票で「なにを・どう」伝えたいですか?
【関連コラム】
【出典・引用】
厚生労働省 ハローワークページ
▽
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/hellowork.html
ハローワークインターネットサービス トップページ
▽
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸いです。
※本連載コラムは、各省庁ホームページ公開情報等
取材した内容を基に、記事として掲載しています。