【連載コラム:求人票の書き方 #12-2018】
平成30年4月20日 中小企業庁は、
「2018年版中小企業白書」を公表しました。
2018年版第2部のテーマは、
「深刻化する人手不足と中小企業の生産性革命」
人手不足に関連するさまざまなデータが
公表されています。
今回のコラム、その中から、
「人手不足と女性・シニア活用」に
関するデータをご紹介致します。
※以下の資料は、
中小企業庁公開データから引用します。
人材不足対応のための、女性・シニア活用の実態
白書では、人材像を
【中核人材】
・組織の管理・運営の責任者となっている人材
・高い専門性や技能レベル、習熟度を有している人材 など
【労働人材】
・各部門において、比較的定型的な業務を担う人材
・中核人材の指揮・管理のもと、各業務を行う人材 など
の2つに区分、業種別不足状況の調査結果を公表しています。
"労働人材不足"対応のための
女性・シニアの活用状況を業種別にみると
サービス業・運輸業など
「3年前に比べて活用を積極化している」
業種での積極的な活用状況がみてとれます。
これをさらに、
「活用のための業務範囲の拡大」と
「人手不足感」の両面から
その取組状況を俯瞰すると、
・「男性・若手の仕事と決めていた仕事を女性・シニア等に担当させた」
・「フルタイム正社員の仕事と決めていた仕事を複数のパート社員等に細分化した」
・「重作業・軽作業の切り分け等の業務の細分化を行った」
など
従来の「〇〇の仕事は△△人材」といった、
業務範囲の固定観念を払拭した見直しによる
女性・シニアの活躍の幅を広げる取組がうかがえます。
ハローワークで人材確保 求人票の書き方
昨年、中小企業庁が公表した
〜中小企業・小規模事業者 人手不足対応ガイドライン〜
以前、本コラムでもその概要をご紹介致しましたが、
「3つのステップ」でも
・業務に関する固定観念を払拭する(ステップ1)
・求人像の固定観念を払拭して幅を拡げる(ステップ2)
などの視点が提言されています。
【関連コラム】
中小企業庁「人手不足対応ガイドライン "3つのステップ"」とは。
▽
http://www.heartrock-noma.com/contents_1216.html
そして、
・「男性・若手の仕事と決めていた仕事を女性・シニア等に担当させた」
・「フルタイム正社員の仕事と決めていた仕事を複数のパート社員等に細分化した」
・「重作業・軽作業の切り分け等の業務の細分化を行った」
など
固定観念を払拭した、新しい取組は
求人情報においても、「自社で働く魅力」を
求職者に訴求する大切な要素です。
就業時間などの"定量的"な情報に加え、
ハローワークの求人票の3つの活用エリア
・「仕事の内容」欄
・「特記事項」欄
・「備考」欄
に、定性的な「他社求人との仕事内容の違い」を
的確な求人情報(仕事情報)として、
「わかりやすく・ていねいに」伝えること。
仕事・職場・会社の魅力(=自社で働く魅力)を
「具体的で明確。そしてリアルな言葉」で伝えることが、
"売り手市場で選ばれる求人情報"の大事なポイントです。
月並みな表現から一歩踏み込んだ、
「他社の求人とはココが違う」独自の魅力の情報発信
単に「詳しく書けば応募がある」ではありません。
もちろん、広告である以上は、嘘は書けません。
それは、企業の広報活動と同じです。
「ハローワークの求人票」も書き方次第、
求人媒体の選択肢のひとつとして
ご活用頂ければと存じます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
みなさまのご参考になれば幸甚です。
では、また。
※本コラムは、各メディア情報等取材した内容を基にして、
記事として掲載させて頂いております。
【出典・引用】
中小企業庁ホームページ
2018年版「中小企業白書」「小規模企業白書」を公表します
▽
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/180420hakusyo.html
【ご参考】
Office Heart Rock 講演実績
求人とは、集客。 欲しい人材に響く!「無敵の求人票」書き方セミナー
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「求人とは、集客。」 求人コンサルティング・コピーライティング
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